1月5日の読売新聞朝刊1面に、”選手村「水素タウン」に“という記事が掲載されていた。大学の教授が、”水素社会の実現は、資源が乏しい日本にとって重要な目標で、温室効果ガスの排出抑制にもつながる。‥‥“と解説していた。
確かに、水素を使うときにはCO2を排出しないが、水素を作るときには大量の電力が必要で、その電力を作るには現状では化石燃料に頼らざるを得ず、大量のCO2を排出するはずである。太陽光発電や風力発電が普及しないことには温室効果ガスの排出抑制につながるとは言い難い。
また、水素は不安定な気体であり水素ステーションをあちこちに沢山作るのは大変危険である。福島原子力発電所での水素爆発を見ればわかるように、空気と触れることによって簡単に爆発してしまう。
原子力発電も安くて安全資源の無い日本にぴったりと言っていたが、事故が起きてみると莫大な補償費がかかり、また原発のごみの捨て場が無いなど、もはや原発は推進できないことがわかってきた。
「水素社会」も原発の二の舞にならなければ良いが。
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