日馬富士の暴行問題に端を発した相撲協会のごたごた問題は、貴乃花親方の降格処分を評議委員会へ提案することになった。そもそもの発端は、日馬富士の暴行であるが、ここまでこじらせたのは貴乃花である。
貴乃花親方も言っているように、この暴行事件は相撲とは関係ない、「暴行事件」だから相撲協会には届けずに警察沙汰にしたのである。しかし、通常の常識を持っている人間であれば、先ず当事者間の話し合いを行い解決しない場合は司法に委ねるという手法を取るべきである。全く話し合いもせずに、警察・検察・裁判所を動員するのは、多大の税金を無駄に使うことになり善良な市民のすることではない。
今回の暴行事件は単なる酔っ払いの喧嘩であるから、通常であれば示談で仲直りをして終わりである。貴乃花がこれを相撲協会には内緒で警察沙汰にしたのは、何らかの魂胆があるに違いない。これをチャンスととらえ、理事長を辞任に追い込み自分が理事長になりたかったのだろうか。それにしてもやりかたが下手である。初心を曲げなくてえらいと評価する人もいるが、これは単に子供が駄々をこねているのと同じではないか。大人は他人の意見を聞いて妥協をしながら着地点を探すものである。
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