悪名高き「後期高齢者医療制度」、今頃になって野党が反対している。
法律が制定されてようやく実施され、始めてその出鱈目さが明るみに出たとたんに、野党が「反対!」と叫びだした。国会議員が国会で審議して決めたのではなかったのか?
今の野党の議員達は国民のことを真剣には考えていないようだ。国会中継を見ていると、官僚や大臣のスキャンダルの追求ばかりに時間を費やして、肝心の法案の審議は時間切れで強行採決されて決まってしまって、どのような法律だったか知らないままになってしまう。
国会で十分に審議していれば、今回のような混乱は予測できたはずだ。そもそも75歳以上の高齢者だけを別の医療制度にしようという発想に問題がある。医者にかかる割合が多く収入の少ない高齢者だけを別にしてしまえば負担が増えるのは分かりきっている。
医療制度全体で考えるべきで、別の制度を作るというのは官僚の天下り先を作ることである。要するに官僚の考えをそのまま無批判に法律にしてしまう今の国会に問題がある。法律は国会議員が考えるべきである。
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