「白鵬取り直しを批判」優勝を決めた稀勢の里戦「ビデオを見たが、子供が見ても分かる相撲。なぜ取り直しにした。もう少し緊張感をもってやってもらいたい。」と裁定に異を唱えた。
26日の白鵬の記者会見
「横綱らしからぬ」横綱審議委員会の山内委員長は白鵬にについて「見事、さらに記録を伸ばすのではないか」と称賛した一方、「横綱らしからぬ態度もあると批判的な意見も出た」と話した。多分、遠藤との対戦の時、場内が遠藤への声援一色になったことで、これまで何とか日本人らしさを保ってきたものがプツンと切れてしまったのだろう。何で大鵬を超えようとしている自分に声援が無いのか。自分がモンゴルから来た外人だからか。
26日の横綱審議委員会後の記者会見
そうではない。やはり本当の日本を知らないのだ。「判官びいき」という言葉があるように、弱い者に同情するやさしさが日本人の心である。それが分からないのでは、記録は大鵬を超えても横綱の品格はまだまだである。
最後に読売新聞1月27日朝刊の「編集手帳」の一部を引用しておく。
横綱大鵬は物言いのつくきわどい一番で平幕戸田に敗れ、連勝が「45」で途切れた。‥‥◆テレビ中継のビデオでは、大鵬の足が土俵に残っている。勝っていた。「大変だ。誤審だァ」と支度部屋に押しかけた報道陣に大鵬は語ったという。「負けは仕方がない。横綱が物言いのつく相撲を取ってはいけない」。
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