今日のWBC決勝戦、韓国チームの采配は立派だった。
延長10回表2アウトランナー2・3塁という場面でバッターのイチローと勝負に出た。
日本では野球は確率のスポーツという考えから、このケースではバッターが誰であれ塁を全て埋めてホースプレイでアウトを取れる状況にするのが常識である。
しかし韓国にとっては「イチローとの勝負を逃げる」ということはプライドが許さないのであろう。そんなことをして勝っても「逃げた」という屈辱感がいつまでもつきまとう。
この場面を見て古い話を思い出してしまった。松井秀樹が高校時代にランナーがいないのに全打席敬遠されたという話である。日本では教育の一環として行う高校野球でさえ「勝つためなら何でもやる」というプライドの無い監督がいる。
それに比べて今回は勝負に勝たなければ意味が無いWBCの決勝戦でさえ、プライドを捨てない韓国はすごい。
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