タッチタイピングって何?と思って聞いていると、ブラインドタッチのことだった。
ブラインドタッチが差別用語だそうだ。ブラインド=“めくら”ということらしい。別に「目の見えない人を差別する。」ということが意識の外にあったのに、「ブラインドタッチは、差別用語だからタッチタイピングを使いなさい。」と言われると、「あっ!ブラインド=“めくら”は差別されているのだ。」と気付かせてくれ「目の見えない人を差別する。」ということが意識の中に入ってくる。
というように、差別を無くそうとして差別用語を制定する行為が差別を助長している。それもそのはず、差別を無くそうとしているいわゆる人権擁護団体は、差別が無くなれば不要の団体になってしまうから。
「めくら」という言葉には何ら差別の意味は無い。目が見えない人という意味を簡潔に表現しているだけである。「あいつは視覚障害者だぞ!」と囃したてれば、目が見えない人を蔑視したことになる。結局、言葉ではない。
「めくら」の付く言葉を辞書で調べると、「めくらぐも」「めくらじま」「めくらだに」「めくらばん」「めくらめっぽう」など色々あるが全て差別用語ではないようだ。たぶん置き換えるのに適当な言葉がないからだろう。ところでブラインドタッチは和製英語だそうだ。さすがに日本人、分かりやすい言葉を作るものだ。
マスコミの自主規制を廃止しないと、せっかく表現豊かな日本語を持っていても、差別用語だといって使わなくなってしまったら日本文化の将来は無いよ。
1. み — 2009/07/19@10:36:14
ブラインドタッチというワード検索からここへ来ました。
お説に同意します。私も殊勝にも世で言われている「ブラインドという言葉は差別的だ」という
意見には組しません。
ご紹介したウェブサイトは私のHPですが、ここの最下段で貴説と同じような内容を書いています。
和製英語、それが解りやすいのならば使う人には結構な事であって何も恥じる事はないし、
だから使うのを止めようという彼等の主張の根拠にはなり得ず、「和製英語は国際的には通用しませんよ」という主張のなかで述べるなら兎も角も、上述の主張の正当性を補強する道具には使えませんね。
早い話が、ブラインドタッチは良くない、という主張に根拠はないと思っています。