パソコンのソフトウエアは全てファイルという形で記憶装置（ハードディスクやメモリーカード）の中に入っています。デジカメで撮影した写真もソフトウエアであり、メモリーカードの中に１枚の写真が１つのファイルとして保存されています。
　パソコンの中には多数のファイルが存在するので、これを整理するための入れ物がフォルダです。
　フォルダはファイルを整理するための入れ物ですが、フォルダの中にさらにフォルダを作って整理することができます。図を見て下さい。例えば、デジカメで撮影した写真は通常メモリーカード（図ではリムーバブルディスク(F)）の中に DCIM というフォルダがあってさらにその中に 100_FUJI などのフォルダがありその中に画像ファイルが保存されています。

　ファイルやフォルダを見つけるためのソフトとして、エクスプローラ（インターネットエクスプローラではない）が標準で付属しています（Windowsの場合）。
　図がエクスプローラです。「スタート」−「全てのプログラム」−「アクセサリ」−「エクスプローラ」で起動します。これを使いこなすと、パソコンのことが大変良く分かってきます。左側がフォルダの欄で、マイコンピュータ（自分のパソコンです）の中にある記憶装置（AやCの記号が付いている）とその中に作られているフォルダがツリー状（+の表示をクリックすると展開して-になる）に表示されます。右側は、左側で選択したフォルダの内容（フォルダやファイル）を表示する部分で、ファイルをダブルクリックすれば関連付けられたプログラムでファイルを開き、見ることができます。

DSCF001	.JPG
自由に記述	決まっている

　ファイルは各々を区別するために名前がつけられていて、同じフォルダの中には同一のファイル名のファイルは存在できません。ファイル名は、自由に付けられる部分（青色）とファイルの種類毎に決まっている拡張子（赤色）の部分から構成されています。エクスプローラの標準設定では拡張子は表示されないので、「ツール」−「フォルダオプション」をクリックし、「表示」タブをクリックして詳細設定の中の「登録されている拡張子は表示しない」という項目のチェックをはずします。
　写真ファイルの多くのものは .JPG という拡張子で、ファイルの種類はJPEGイメージです。

　あなたがデジカメで撮影した写真は、世界中でその１枚だけです。ですから画像処理をする場合は、オリジナルファイルを直接加工せず、必ずコピーしたファイルを加工するようにします。失敗してもオリジナルがあれば何度でもやり直せます。画像加工専用のフォルダを作ってファイルをコピーしましょう。全てエクスプローラで行います。
１．フォルダを作る ２．コピーする

　写真が多くなると、整理が必要になってきます。これもエクスプローラで行いましょう。整理の基本はフォルダの作成です。例えば［年］のフォルダの中に［月］のフォルダを作り、月の中に［日］のフォルダを作れば撮影日毎の整理ができます。（フォルダが異なれば同じファイル名のファイルが保存できるので、カメラのメモリーカードのファイル名のままで整理できます。）
　整理の場合はファイルは１枚を移動すればよいので、上記２で「コピー」の代わりに「切り取り」をクリックします。また本当にいらない写真は、右側の欄で選択して［Delete］キーで削除できます。但しこの操作は「ごみ箱」にファイルが移動するだけでハードディスクからは削除されていません（リムーバブルディスクの場合は本当に削除されます）。