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デジカメ写真術(第4回)撮影する

案ずるより生むが易い
 前回、やっと試し撮りまでたどりつきましたね。これから本撮影までにどれだけ勉強が必要なんだろうか?と心配になりますよね。安心して下さい。撮影は簡単です。最近のデジカメはシャッターを押せば写るようにできています。
 でもチョッと良い写真を撮るための基本事項を勉強しておきましょう。

良い写真を撮るための基本事項
 良い写真とは、どんなことでしょうか。それは人を感動させることでしょうね。それは、第一に被写体を探すこと、第二が如何にそれを上手く撮影するかですね。
  1. 被写体を探す
     目立つもの、気になるもの、記録しておきたいもの、何でも被写体になります。気になったら先ずシャッターを押しましょう。
  2. 色々な角度から見る
     良い被写体が見付かったら、色々な角度から眺めてみましょう。良い角度があったらさらにシャッターを押しておきます。
  3. 主題が引き立つ構図を考える
     単にシャッターを押すだけだと、主題が中央にきた落ち着いた写真になりますが、上部が空いてちょっと無駄が出来ちゃったかなという写真ができあがりますね。
     第一印象で撮った写真以外に、主題を上下、左右に移動した写真も写しておきます。そして背景にも気を配りましょう。このとき重要なのがシャッター半押しですね。
  4. シャッター半押し
     写真撮影には絶対に必要な技術なので、取扱説明書を見て十分習得しておく必要があります。
     シャッターをゆっくり押していくと、先ずピントと露出が合って、さらに押し込むとシャッターが切れて写真が写ります。このピントと露出が合ってまだシャッターが切れていない状態が、シャッター半押しです。この状態でカメラの角度を変えると、主題にピントが合ったまま主題を移動することができます。背景に注意しながら構図を決めてシャッターを押すと、思い通りの写真が撮れます。
  5. 背景に気を配る
     主題を引き立たせるのは背景ですね。背景は大変重要な要素です。十分気を配りましょう。
     主題と背景を対比させると主題が引き立ちますね。明るい主題に対して暗い背景、ピントの合った主題に対してボケた背景などです。また、近くに大きく写った主題に対して、小さく遠くに写った背景は、旅行の記念写真に向いていますね。この場合は特に、主題が背景の中の目立つものに重ならないようにすることも重要ですね。
  6. 手ブレを防ぐ
     どうもピントがあまいな、という時の原因の一つが手ブレです。液晶ファインダーを見ながら手を伸ばして撮ると、手ブレが起きますね。
     左手でカメラを持って顔にしっかり着けて光学式ファインダーを覗きます。カメラを支える右手は人差し指を自由に動かせるようにしておきます。ゆっくりと右手の人差し指でシャッターを押し下げてシャッター半押し状態を確認したら構図を決めて、息を止めてさらに人差し指を押し下げてシャッターを切ります。
  7. 撮影終了の確認
     フィルムカメラの場合はフィルムが巻けなくなるので、シャッターを押したときの音の違いで撮影が終了したことがわかりますが、デジカメの場合はシャッター音だけでは区別が難しいものもあります。慣れるまでは、液晶表示を時々ONにして撮影枚数や撮影結果を確認するといいでしょう。
 以上の事柄を思い出しながら、とにかく撮影しましょう。撮影したらすぐ結果を見て何が良くて、何が悪かったか検討できるのも、デジカメのいいところですね。
 次回は画像加工に進み、撮影の応用事項については回を改めて解説したいと思います。
 
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