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デジカメ写真術(第2回)撮影の準備

備えあれば憂い無し
 撮影中に、あれメモリーが一杯でもう撮れないよ。とか、電池が無くなっちゃった。となったら大変ですよね。また、楽しい撮影が無事終わって、家に帰って写真を見たらどうもピントがあまい。とか、良い写真だからA4にプリントしようと思ったらサイズが小さくて綺麗にプリントできなかった。などということが起きるとがっかりしますよね。

カメラを設定する
 ということで、先ずカメラの設定を自分の撮影スタイルに合わせておきます。通常はカメラは買った状態でも電池とメモリーを入れれば撮影できます。この設定は標準的なもので、誰でも一応写真が撮れますが、人よりチョッと良い写真を撮って自慢しようと思ったら、次の設定を変えてみましょう。(ここでは、パソコンで画像処理をすることを前提にしています。)
記録画素数(画像サイズ)を最大にする
 これが一番重要な設定項目です。特別な用途に限定していない限り、最大画像サイズに設定します。カメラの性能をフルに発揮させるにはこの設定を使います。メールに添付したりホームページに掲載する写真は、パソコンで縮小加工します。「大は小を兼ねる」です。
画質モード(圧縮率)は最高品質(低圧縮率)にする
 撮影した写真は圧縮してメモリーに保存しますが、その時の圧縮率を設定します。圧縮率が低いほど高品質で保存できますが、メモリー容量が多く必要となります。パソコンのモニターで見るだけなら低品質でも見られますが、プリントする場合は高品質が要求されます。
 非圧縮モードのあるカメラもありますが、プロ仕様と考えて、通常は設定しないでおきましょう。
シャープネスは最低にする
 デジカメで撮影した写真は、フィルムカメラより解像度が低いために輪郭がボケています。そのためメモリに保存する前にシャープネス処理をします。パソコンで画像処理する場合は、カメラ側での処理は最低にしておきたいですね。従って、この程度を設定できる場合は、最低のシャープネスに設定します。
液晶モニターはOFFにする
 液晶モニターを見て写真を撮影している人が多いですね。あんな小さい画面では人の表情は分かりませんよね。シャッターチャンスを逃してしまいます。是非アイレベルファインダー(光学式ファインダー)に目をしっかりと付けて撮影しましょう。これをOFFにすることにより、電池の消耗が格段に少なくなり、長持ちします。

メモリーは大容量を2枚用意する
 カメラ付属のメモリーでは撮影枚数が足りませんね。デジカメの場合はフィルムを現像する費用が不用なので、気兼ねなく何枚も撮影できます。「下手な鉄砲も、数打てば当たる。」です。最大画像サイズを200枚程度(自分が一度に撮影する枚数を考えて決める)撮影できるメモリーを2枚用意しましょう。2枚にする意味は、万一メモリーが故障しても、撮影ができなくなってしまうことを避けるためです。

電池は充電しておく
 最近のリチュウムイオン充電池の場合は継ぎ足し充電ができますね。このような電池の場合は撮影に行く前日に充電しておきましょう。マンガン系の充電池の場合は使い切ってから充電しないと電池の寿命が短くなります。このような電池の場合は、フル充電した電池を予備として別に用意して持って行きます。

取扱説明書を読んでおく
 取扱説明書は一通り読んでおきましょう。意外な機能があって嬉しくなることがあります。ストロボの自動発光は困った機能ですね。これは是非停止しておきましょう。また、そのカメラに慣れないうちは、撮影時に持って行きましょう。
 
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