試し撮り
メモリーはフイルムと違って、撮影後の現像が不要なので、金をかけずにすぐに見ることができますね。また消去すれば何度でも撮影できます。だから、心置きなく何枚でも試し撮りができます。
試し撮りのポイントは、できるだけ異なった状況で撮影することです。異なった状況とは、
室内と屋外
晴れの日と曇りの日
昼と夜
太陽光と人工光(蛍光灯、白熱灯)
風景と人物
遠景と近接撮影
レンズの焦点距離や絞りを変える(可能な場合)
ストロボの発光と停止
パソコンで見る
撮影したらすぐにパソコンに取り込んで確認しましょう。パソコンに取り込むには、パソコンの中にデジカメ用のフォルダを作成して、その中にデジカメのメモリーからコピーします。(その方法は
「デジカメをパソコンで楽しむ」の第1章「1-2.パソコンの中に写真を取り込む」を参照して下さい。)
取り込んだフォルダで写真のファイル名をダブルクリックすると、関連付けられたソフトが起動して写真が表示されます。(デジカメで撮った写真は通常jpeg形式のファイルですので、最低限ブラウザ(このホームページを見ているソフト)で見ることができます。ダブルクリックしても写真を見れない場合は、ファイルを右クリックして「プログラムから開く」でインターネットエクスプローラを選択します。)
チェックポイント
試し撮りしたものを漫然と見るのではなく、十分チェックして自分に合った設定や撮影方法を確認します。そのチェックポイントは次の通りです。
ピントは思い通りの所に合っているか。
ピントは通常中心の狭い範囲で合わせています。主題が画面の中心に無い場合のピントの合わせ方を、取り扱い説明書のピンと合わせの項目で理解しておきます。
昼・夜、日向・日陰、晴れ・曇り、の時の色合いは思い通りか。
通常はカメラが自動的に適当な色合いになるように撮影してくれますが、光線に色の偏りがあると、違ったイメージの写真になります。取り扱い説明書のホワイトバランスの項目を読んで理解しておきます。
夜景は思い通り撮影されているか。
人物の背景に夜景を入れようとしてもうまくいかない場合がありますね。取り扱い説明書の夜景の撮影の項目を読んでおきます。
主題以外のボケ具合はどうか。
絞りを変えられる場合は絞りを変えて、光学式ズームレンズの場合は焦点距離を変えて、確認しておきます。
近接撮影の場合の撮影範囲は思った通りか。
近接撮影の場合は、光学式ファインダーと撮影範囲にはズレが生じる場合があるので、確認しておきます。