仙台や名古屋で開かれた「日本の原発依存度について国民の意見を聴く聴取会」で、電力会社関係者の発言があり紛糾した。
そもそも50年100年先の日本に関係する問題を国民に聞くのは正しいことなんだろうか。福島の事故が起こった今、国民に意見を聞けば90%の人は原発依存度0%と言うのは明らかで聞いても意味が無い。
国民の声は音楽家の坂本龍一や作家の大江健三郎らが呼びかけ人となって行われた「さようなら原発10万人集会」であきらかである。世界の中で将来の日本をどのように運営していくかという視点に立ったことのない人達が注目を集めようとするには格好の題材である。
50年100年先の日本を考えるのは政府や国会議員の役目である。また国会議員は国民の代表なのだから、「国会議員の意見を聞く聴取会」を実施すべきであろう。
それが国会なのだが、国会も十分役目を果たしているとは言えない。野党と与党が対立していて与党は政府に取り込まれていてさらに、党議拘束がかかっていれば国会議員一人一人の意見は無いに等しい。
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