「名前とは 似ても似つかぬ クズの花」
例年であると彼岸に合わせて一斉に咲いているはずの菖蒲田の堤は、草が刈り取られて彼岸花を咲かせる準備は整っているものの、やっと蕾がちらほらと伸び始めたばかりである。彼岸花はどんな時にも彼岸に咲いていたのに、今年はやはり季節が狂ってしまったようだ。
がっかりしながら奥の方へ歩いていくと甘い香りが漂ってきた。紫色の藤を逆さまにしたような花が咲いている。クズの花だ。クズという発音からは想像できないような良い香りの美しい花である。
2010/9/20
— 記述 m-tezuka at 08:27 pm トラックバック [0]
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